現代の子どもと若者たちは、かつてないほど豊富な知識にアクセスできる時代に生きています。しかし同時に、自然、文化、社会の各分野における実体験の機会は著しく減少しているのが現状です。
私たちは、知識は体験によってこそ深い理解に昇華し、実際に活用されることで真の価値を生み、そして他者との関わりの中で初めて意味を持つものだと考えています。
明治の教育者・内村鑑三は「人物をつくる教育」を唱えました。教育の真の目的は人をつくることにあり、その「人」とは単なる知者や成功者ではありません。自分に足り、他者に依存することなく、たとえ困窮の中にあっても感謝と満足を持って生涯を歩み続けることのできる人格を指すのです。
このような全人格的な学びこそが、激しい時代の変化に対応できる真の力を育むと確信しています。
合同会社蒼天堂は、自然体験、文化体験、社会活動を通じて、参加者が躍動感を実感し、他者との豊かな関係性を築き、社会における自らの役割を深く理解できるサービスの提供を使命としています。
体験を通じた学びの場を創造することで、次世代を担う若者たちの全人格的な成長に貢献してまいります。